夜明 日本三景松島 まつしま 東北弁解説

どうもこんにちは!正夫のカツヤコンドウです。

めちゃくちゃお久しブリですね。なんと前回の記事から約2年5ヶ月ブリの更新となってしまいました。あはー

皆さんお元気してましたか?僕は相も変わらずお元気です。

またポツポツとブログを更新していこうという気持ちになってきたので皆さんまたまたお付き合い下さいね。

 

それじゃあ久し振りの更新の、久し振りのソノシート紹介はこれだー!

 

夜明 日本三景松島 まつしま 東北弁解説

デデン!

もうタイトルからして最強!

日本三景ソノシートってだけでアガる。そして東北弁混じりでの松島の解説。ぶっちゃけ方言での箇所は短いですが、方言好きのカツヤコンドウからしたらこれ、マジたまらんソノシートです。

 

こちらは仙台市にある斉藤写真工芸所というところがリリースしたソノシートみたいです。

パッケージに¥300と表記があるので、このソノシートは配布されていた物ではなくお土産屋さんか、どこかしらで販売されていた物なのかなと推測出来ます。が、例にならってこのソノシートもインターネットで検索してもやっぱりオークションサイトしかヒットせず、詳細はミステリーです。でもソノシートのこういう所が好きでおま。

因みにこの斉藤写真工芸所、調べてみると斉藤コロタイプ印刷へと名前を変えて今も現存されている会社みたいです。まだ会社が残ってて良かった!ありがとうございます!またこういうの作りましょう!

 

当時、写真工芸所という名前の所がリリースしたというのもあり、このソノシートには松島の風景がプリントされた絵葉書が8枚も同封されています。8枚も絵葉書が同封されているソノシートって確かあんまりありません。豪華でおま。

もちろん絵葉書なのでそれぞれお手紙として送れます。普通に写真がかっこいい!

そして絵葉書とは別に、松島の観光地図とソノシートに収録されている内容が書かれた解説書が裏表で一枚になっており、この観光地図 A.K.A 解説書にソノシートが挟まれた状態で、絵葉書達と一緒に同封されています。

観光地図はデザインが可愛く、ソノシートも挟めて画期的!

この時点で”モノ”として既に内容モリモリですが、、、更にこれに加えてソノシートが付帯されているという訳でございます。ナンテコッター!

 

では一番のメインであるソノシートの内容はと言いますと、宮崎県を代表する民謡『大漁唄い込み』から始まり、優しい女性の声で語られる日本三景松島の案内が収録されています。

そしていくらか標準語での案内を終えた後に、最後の方で東北弁訛りでの案内が収録されているのですが、普通に可愛くてちょっと笑えます。東北弁訛りで喋っている箇所は短いので、解説書を見ながら聞けば結構理解は出来ますが、ただ何もなく聴いてるだけだと「んん?待て待てー!」って感じで置いてけぼりをクらいます。

それがまた方言の良い所だな〜っとも思ったりします。

また名前が載っていないのでどういう方が喋っているかは不明ですが、この案内を喋っている女性が終始松島を「まつすぃま」と発音している点も要チェックポイントです。

 

さあさ!という事で以下のYouTubeのリンクから是非内容を聴いてみて下さい!

リンクの下に、収録されている内容を、同封されている解説書そのまま文字起こしした物を用意したのでそちらを見ながら聴いて頂くとより分かりみが深まるかと思います。

それではどうぞー!

www.youtube.com

日本三景松島-ご案内

みちのく松島は、牡鹿半島に抱かれた仙台湾の中央部より深く入り込んだ松島湾の一帯をさし東西約十四キロ・南北約十二キロの海域で、島・海・岬が渾然となり箱庭式にまとまった眺めは代表的な風景美で、湾内二百六十余りの島々は、白色がかった水成岩で松を頂き、したたる緑は水面に影を落し、平和な自然境を作り出して居ります。

そこに浮ぶ島々には名称があり、えびす・大黒・布袋・毘沙門・蓬莱などめでたい島、仁王島・材木島・馬放島・桂島など名高い島、中でも面白いのは、親に勘当裸島・後から女房が追っかけ島、ちょっと一服ドーラン島などおどけた名前の島もございます。

これら数多い島の中でも特に五大堂は、坂上田村麿が建立した毘沙門堂の跡に、慶長年間伊達政宗公が修営したもので、松島海岸の象徴的存在となって親しまれて居ります。

また最近脚光を浴びて参りました奥松島大高森・嵯峨渓は宮戸島の萱野崎から室浜迄の約二キロに渡る景勝地で、みさご島など男性的な風景は見逃せない所でございます。

芭蕉翁が奥の細道に『折々事ふりにたれど松島は扶桑第一の好風にして、凡そ洞庭・西湖を恥ぢず・・・・・・』と記し、また同行の弟子曽良が、"松島や鶴に身を借れほととぎす"と詠いましたことは余りにも有名でございます。

この松島の名勝と相俟って名高い瑞巌寺は、その昔、青龍山延福寺と称されましたが、慶長十四年伊達政宗公が四年の歳月を費して再興し、伊達家代々の菩薩寺となし瑞巌寺と改め今日に至って居ります。

松島のみやげ名物は、『うんだネー、まずこけし・かきあめ・紅れんせんべい・のり、さざえのつぼ焼き・かきなんがいいんでねすが、それから夏の祭りで塩釜の港祭・松島のとうろう流し・花火大会なんかも美すいでがすとう、いつかきてみてけさいネー』。

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という内容でした!楽しんでもらえましたでしょうか。

島の中に、後から女房が追っかけ島、ちょっと一服ドーラン島だったりそんな名前の島がある事に驚きでした。が、この二つもググってみても検索にヒットせず、またもやミステリーアゲインです。(今のドーラン島がちょっと一服ドーラン島?)

もう一つの、親に勘当裸島はググったら写真出てきますがめちゃくちゃ小さい!島の定義ってなんなんでしょうかね。

 

それと最後にもう一つ、既にお気付きの方もいると思いますが絵葉書やソノシートが入れられているジャケットの裏面に宛名を書くところがあって実際に郵送が出来ます!

当時の人達のレコードプレーヤーの所有率がどんなもんか分かりませんが、お土産も兼ねてソノシートが届くって最高過ぎるじゃあありませんか。昭和のこういう所本当最高!行ってみたい!

で、このジャケットの内側を見てみるとまたまた宛名を書く所があります。

ジャケットの内側。こっち面を表にしても郵送出来そう。

ジャケットを裏返してもおそらく郵送が出来そうですが、これ裏返して送る理由って何かあるのかな?と頭に小さいクエスチョンが浮かんだままずっとこのブログを書いてました。サプライズ?好みや気分の問題ですかね。どなたか教えてケロ。

なんにせよ今の時代じゃ手紙を送り合うなんて事ほとんど無いですから、こういうのって少し憧れちゃいますね!

 

 

因みにここから超余談ですが10年くらい前に一度だけ松島を訪れた事があるのですが、天気が悪くあまり景色については覚えてませんが、松島湾内を周遊する船の上からかもめ達にかっぱえびせんをあげるアクティビティが楽しかった事を覚えています。

船が走っている横で健気に餌を欲しがるかもめ達はマジ可愛かった!

一般的にかっぱえびせんを投げてかもめ達にあげたり手で持ってる所にかもめ達がやってきて餌をあげる、という感じですが、かっぱえびせんを口にくわえてかもめ達にあげるってのがめちゃくちゃスリリングで楽しかった記憶があります。かもめ達は腹が満たせる、俺は間近でかもめが見れて且つアドレナリンが出る、周りの人達は盛り上がる。動物も人も関係無く、全員がハッピーな時間がそこにはありました。

 

 

そんなこんなでこういった内容でしたが今回のソノシート紹介いかがでしたでしょうか。

きっと地元民がこういうのを聴くのが一番面白いんじゃないかと思うので、もし周りに宮城県仙台市出身、松島に縁ある方が居れば是非シェアリングしてもらえると嬉しい限りです!

またきっとこれからも早かったり遅かったり波のある速度で更新していくので気分で見に来てやって下さい!

 

ではまたϵ( 'Θ' )϶